大坂なおみ【写真:Getty Images】

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セリーナ撃破後、大坂の“3文字ツイート”に米紙が脚光を当てている

 テニスのマイアミ・オープンは21日(日本時間22日)に女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク22位の大坂なおみ(日清食品)が元1位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)に6-3、6-2のストレート勝ちを収めた。幼少期からの憧れだったグランドスラム優勝23回のレジェンドとの初対決で見事勝利した大坂の試合後の“3文字ツイート”に米メディアは脚光。「最も偉大なリアクション」と大ウケしている。

 念願の対決でもNAOMIは強かった。1ゲームもブレークを許さずに、77分間でストレート勝ち。圧巻のパフォーマンスとは別に、天真爛漫なキャラクターでテニス界の“愛されキャラ”と化している大坂の試合後に、米メディアも注目している。

「ナオミ・オオサカはマイアミ・オープンでセリーナ・ウィリアムズを倒すと最も偉大なリアクションを見せる」と特集したのは米地元紙「USAトゥデー」だった。

「若きスターは陽気なインタビューで知られているが、ウィリアムズを倒した後も謙虚だった。そして、ツイッターでのリアクションは完璧だった」

 記事では試合終了後、ほどなく大坂が更新したツイッターを紹介。ネット越しに笑顔のセリーナと握手を交わし、健闘を称えあう写真とともに、「Omg」の3文字をつづった。これは「Oh My God」(なんてことなの)の略語。わずか3文字で憧れだった女王との対決の感動を、簡潔に表現した大坂のツイートを「完璧」と評価している。

試合後の相手への敬意を忘れないインタビューも称賛「ファンタスティック」

 そして、試合後のコート上インタビューについても「ファンタスティック」と称賛されている。大坂は観衆の前でセリーナを憧れの存在だと再度言及した。

「私はコートに立つことに極限までナーバスになっていたの。みんな知らないかもしれないけれど、セリーナは私のお気に入りの選手なの。彼女と戦うことが私にとって夢がかなったこと。彼女とプレーできたことに感謝しています。勝つことができて、なお良かったです」

 天真爛漫な笑顔を見せながら、こう語っていた。

 女王セリーナ相手にも自分のテニスを貫いた平常心については、「自分でもよくわからないわ。ただ彼女に印象付けようとしただけなの。彼女の“カモーン”を聞きたかったけれど、多分1回言っていたと思うのですごくハッピーです」と“ナオミ節”を炸裂させながらも、謙虚な姿勢を貫いていた。

 豪快なテニスそして、相手への敬意を忘れない大坂の素顔に、米メディアは完全に虜になっているようだ。(THE ANSWER編集部)