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ここ数カ月、野菜の高騰で葉物が買えない。仕方ないから、冷凍野菜やカット野菜でどうにかしよう、という人も多いのではないだろうか。そこで今回は、日本で暮らす外国人20名に、独自の「節約術」について教えてもらった。

Q.日本で生活する中で、あなた独自の「節約術」があったら、その内容を詳しく教えてください。

○■食費の節約

「なるべく20時になってから、コンビニではなくスーパーで食べ物を買うこと」(スペイン・30代前半・男性)

「できるだけ外食をしないようにしています。ネットで調べて、家で作れるものがあれば、家で作っています。最近はパン、みたらし団子、おにぎりなども家で作っています。作ったほうがずっと安いし、清潔だと思います。また、電車に乗る前に、一番安いルートなどをアプリで検索しています」(エジプト・30代前半・女性)

「外食を減らす。お風呂は毎日じゃなくて週1〜2回。その代わりに毎日シャワー。など」(シリア・30代後半・男性)

「外食は少なめにし、外出した時も弁当や水筒を持つことです」(ドイツ・30代前半・男性)

「自動販売機でジュースを買わないようにすることです。常にペットボトルの水を持っており、ジュースは家で飲むものだと自分に言い聞かせています」(カンボジア・20代前半・男性)

「お茶パックで毎日お茶をボトルで作って仕事に持っていきます。ペットボトルはコンビニで150円ですが、お茶パックは1回10円ぐらいです」(アメリカ・30代前半・女性)

「冷凍野菜やフルーツを使います。栄養がほぼ一緒なので、一人暮らしだと無駄がなくなる。電車の回数券や、ジムのための定期券を買っています。夏だとエアコンをできるだけ少なく使って、扇風機などで過ごします」(オーストラリア・30代後半・女性)

「見切り品のコーナーや夕方以降の値引き商品を利用しています」(ハンガリー・30代後半・女性)

○■水道光熱費の節約

「電気をこまめに消すことです」(ペルー・40代前半・女性)

「夏は水シャワーのみ。ガス代節約」(スペイン・40代前半・女性)

「使っていない電気を絶対OFFにする。出張とかで長く家にいない時に電気・ガスをOFFにする」(イタリア・20代前半・女性)

「買い物の時、なるべくセールの商品を買ったり、水道高熱費を安くするためにあまりエアコンは使いません。電気をこまめに消すなどです」(パラグアイ・50代・女性)

「窓、ドアを開けて換気するようにして、なるべくエアコンなどの使う頻度を減らす」(中国・20代前半・女性)

○■交通費の節約

「車を買わず、必要な時はレンタカーを借りる。出来るだけ、自転車で移動する」(タイ・40代前半・男性)

「なるべく電車を利用せず、徒歩で済ませる」(マレーシア・40代前半・男性)

○■その他

「ポイントカードでポイントを貯める」(インド・30代前半・男性)

「家具や服はインターネットで買ったら安い。食べ物なら100円ショップはすごく役に立つ」(ロシア・20代前半・男性)

○■なし

「ない」(ポーランド・30代前半・男性)

「特にないです」(フィリピン・30代後半・女性)

「とくに節約していません」(香港・20代後半・男性)

○総評

最も多く寄せられた節約術は「食費」に関するもので、「外食をしない」で「なるべく家で作って食べる」「お弁当や水筒を持参する」という人が目立ったほか、基本的に定価で売られている「コンビニや自販機を使わないようにしている」という人も。また、夕方や20時以降のスーパーで「見切り品や値引き商品」を狙って購入するなど、極力高い出費や定価での購入を避ける工夫が多数見受けられた。

水道光熱費の節約に取り組んでいる人も多かった。「電気をこまめに消す」「なるべくエアコンは使わない」という節約の基本とされるものが並ぶ中、スペインの40代女性は、ガス代節約のために「夏は水シャワーのみ」とのこと。いくら蒸し暑い夏とはいえ、節約のために「水」だけとは恐れ入る。

そのほか、「車は購入よりもレンタカーを」「移動は徒歩か自転車で」「100円ショップの活用」など、あの手この手の節約術が並んだ今回のアンケート。節約し過ぎて体を壊したり、働く意欲が萎えてしまうことのないよう、くれぐれも程々に。