恋愛研究家の六波羅ナオトです。

さて、皆さんの周囲にも恋愛対象には向いていないダメな男性とか、人としてどうなの?という男性はいると思います。例えば、お金にだらしなかったり、浮気しまくりだったり、暴力を振るったりなど典型的な王道パターンが存在します。女性の敵と言ってもいいぐらいダメな男ですが、実は王道ではないパターンのダメ男も存在します。敢えて「王道ではない」としたのは、女性側の性格や考え方によっては許容できる場合もあるからです。「それのどこがダメなの?私は好きだけど」ということもあるかもしれません。また、男性特有ではなく女性にもあてはまるものが多いのも特徴の一つです。

今回は、その思考パターンのおかげで、無自覚に周囲を困らせる、彼女を振り回すようなダメ男をご紹介します。皆さんも、ダメな男にひっかからないためにも参考にして下さい。

いつも行き当たりばったりな楽天家

「行き当たりばったり」とは、かなり唐突な言い方になりますが、よく言えば「楽天的」、悪く言うと「無計画」「博打好き」で、それをさらに悪化させると「無責任」ということにつながる例です。

例えば、アナタが彼と2人で映画を観に行くことにしたとします。しかし、アナタはお腹が減っているため、先に食事をしたいと申し出ます。そこで彼が「なんだよぉ〜ノリが悪いなぁ映画を観ながら何か食べればいいじゃん」と気軽に言います。しかし、深夜上映のため映画館の売店ではドリンクぐらいしか売っておらず、アナタはお腹を空かせたまま、映画を観ることになります。なんとか映画が終わるまで空腹を我慢しましたが、映画館を出た頃には飲食店は軒並み閉店時間。コンビニぐらいしか開いてないという無残な現状にアナタはゲンナリ。そこで彼の放った一言「あっははー、まぁこんなこともあるよねぇ」にアナタは切れずにいられるでしょうか?

ダメ男と旅をする悪夢の実態

もっと酷い実例があります。A子さんは付き合っている彼氏と、その友達カップルとあわせて合計4人でエジプトに旅行に行きました。4人は初めてのピラミッド見学に大ハシャギししています。午後になる頃に、ふと、今晩の宿を決めていないことを心配したA子さんが、彼氏に「宿だいじょうぶかな?」と進言します。彼は「大丈夫大丈夫!なんとかなるっしょ!そんなノリの悪いこと言ってないでエジプトを楽しもう!」と呑気なことを言い放ちます。

日も暮れて、いよいよ宿を探し始めましたが、そこはやはり外国。日本のようにはいきません。そう簡単に見つかるはずもなく、4人は路頭に迷います。女性陣は歩き疲れてクタクタ……。やっとの思いで宿が見つかりましたが、それが悲劇の始まりでした。

行き当たりばったりの低予算旅行で見つけた宿が上等なハズもなく、見るからにボロ宿。不安にかられながらも、中に入ってみると、案の定、シャワーは水しか出ないありさま。部屋の床には砂がジャリジャリしていて、変な虫までいる始末。A子さんの彼は「まぁ仕方ないねー、ベッドで眠られるだけ上等だよー」と、まるで自分には責任がないかのようなことを悪びれもせずに言います。男性だけならまだしも、女性にとってはたまったものではありません。A子さんともう1人の女性は泣きながら一夜を過ごしたそうです。

この例で言えることは、いつも明るく前向きな楽天家なのは良いのですが、周囲を巻き込んでいるという自覚が無く、空気が読めない典型です。さらに、宿のことを進言した彼女を「ノリが悪い」と断罪し、結果的に彼女の言うことが正しかったにも関わらず、全く反省していない態度が女性で無くても許せません。

今回のエジプト旅行は極端な例に思われるかもしれませんが、普段の生活からも大なり小なり、行き当たりばったりな行動をして周囲を困らせているのは想像に難くありません。そういう行動は1人でやってほしいものです。もしアナタが、彼のこういった行動を「前向き」と捉えることができないのであれば、今後も振り回され続けるのは必至です。

「なんだよ〜ノリ悪いな〜」という台詞を吐く男は、大体がダメンズだ。

さて、その2では、もう少し些細な行動や思考について例を挙げてみたいと思います。例えば、「八方美人」な男性って、アナタはどう思います?〜その2〜に続きます。