米国の10代を中心に、洗剤を口に入れて吐き出す動画をYouTubeに投稿する「タイドポッド(洗剤)チャレンジ」が流行し問題となっていると、英国メディア「テレグラフ」などが報じている。ネットでは何が面白いのか、などと疑問の声が相次いでいる。

タイドポッドとは、アメリカでメジャーなカプセル状の洗剤で、色鮮やかな渦巻き状のデザインでまるでキャンディーのような見た目。YouTubeなどの動画サイトでは、若者たちがそれを口に含み、噛んで液体を吐き出す動画の投稿が流行しており、現在は規約に違反する不適切な動画として削除対応が進んでいる。

「テレグラフ」によると、「タイドポッドチャレンジ」は2014年6月の パロディーウェブサイト「The Onion」での投稿が始まりとされる。米国毒物管理センター(AAPCC)の報告では、今年に入ってから最初のわずか2週間で、洗剤を口にする症例数が急増。保健当局は、タイドポッドには嘔吐、下痢、そして最悪の場合、呼吸困難を引き起こす可能性のある「高濃度の有毒成分」が含まれていると警告している。

これを受けて1月12日、タイドポッドを発売する米プロクター・アンド・ギャンブルは、公式Twitterで注意喚起する動画を投稿。人気アメリカンフットボール選手のロブ・グロンコウスキーがタイドポッドを持ち、洗濯機の前で「食べるな」と用途以外の使用をやめるように促している。

このなんとも命知らずな行動に、Twitterでは、

“やって死のうが勝手なんだけどその動画何が面白いの?”
“洗剤チャレンジしてる奴らはあれか?洗濯機になりたい系のヤバい人達?”
“洗剤チャレンジが流行っている?バカは自業自得でいいんじゃないかな?”

など、「まったく理解できない」と疑問の声が続出している。さらに、

“バケツチャレンジの次は、洗剤チャレンジなのかと思った(笑)”
“アイスバケツチャレンジ流行ったときも心臓弱い人がやったら下手したら死ぬんじゃねーかと思ったけど、さすがに洗剤チャレンジは意味不明過ぎる…”

と、バケツに入った氷水を頭からかぶることで難病支援を表明する「アイスバケツチャレンジ」と関連するものだと勘違いする声もあった。

米メディアの「WPIX 11 New York」によれば、この「タイドポッドチャレンジ」現象にインスパイアされ、具材で青とオレンジの渦巻きを表現したタイドポッドピザやタイドポッドドーナツといった、実際に食べられるものが登場しているという。

子どもの誤飲が懸念されがちなカプセル型の洗剤だが、まさか自ら進んで自殺行為ともとれる危険な行動をとることがトレンドになるとは…。衝撃と困惑が広がることは必然といえよう。
(山中一生)

■関連リンク
Warning over alarming ‘Tide Pod Challenge’ detergent eating YouTube trend
http://www.telegraph.co.uk/news/2018/01/13/warning-alarming-tide-pod-challenge-detergent-eating-youtube/

Doughnut shop creates Tide Pods you can safely eat
http://pix11.com/2018/01/22/north-carolina-donut-shop-creates-tide-pods-you-can-safely-eat/

Tide@tide
https://twitter.com/tide/status/951940660499755008