唯一無二の“ロナウジーニョ伝説”は永遠に… リーガ公式動画にファン喝采「天才!!!」

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現役引退を受け公式ツイッターでバルサ時代の動画を配信 「この人、ただ一人だけ…」

 元ブラジル代表MFロナウジーニョが現役引退を発表した。

 希代のテクニシャンがスパイクを脱ぐ決断を下したことは、世界中で大きな反響を呼んでいるが、リーガ・エスパニョーラの公式ツイッターもバルセロナ時代に見せた超絶技巧を動画で紹介し、引退を惜しんでいる。

「この人、ただ一人だけ…ロナウジーニョ フットボールのためにありがとう!」と記された投稿には、1分30秒にわたるロナウジーニョのスーパープレーの数々が取り上げられている。

 サンバのリズムに乗せて巧みなループシュートに始まり、2003-04シーズンのオサスナ戦で決めた伝説のボレー弾や、オーバーヘッドシュート2連発も紹介。相手ゴールに背を向けた瞬間に放たれた一撃には、マーカー、GKともに反応できなかった。また直接FKを決めた際にはゴールネットを揺らす前から得点を確信してベンチ前へと走り出し、サンバのステップを踏んだ名シーンも収められている。 

 技術以外にも、ロナウジーニョには高い身体能力が備わっていたこともこの動画では分かる。ドリブルでのカットインを仕掛け、ペナルティーエリア外から叩き込んだスーパーミドル、コーナーキックからのクロスを意外なほど打点の高いヘディングシュートで合わせたこともあった。

「素晴らしい」「驚くべき選手だ」と称賛

 何よりロナウジーニョが伝説となったのは、2005-06シーズン、宿敵レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”での躍動だ。敵地サンチャゴ・ベルナベウでバルサの快勝劇を演出したが、その締めはロナウジーニョだった。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスをボディーフェイント一発で無力化し、飛び出してきた元スペイン代表GKイケル・カシージャスを難なく打ち破ったゴールは、レアルファンからも拍手が起きるほどのゴラッソだった。

 この動画にファンも反応し、返信欄には「天才!!!」「素晴らしい」「驚くべき選手だ」といった称賛の声が並んだ。フットボールをする楽しさに包まれていたロナウジーニョ。プロ選手としてピッチに立つことはなくなっても、その伝説は永遠に語り継がれるだろう。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images