焼酎とビールを混ぜて飲む「爆弾酒」=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮でも度数の高い焼酎とビールを混ぜて飲む「爆弾酒」が流行しているようだ。

 北朝鮮の朝鮮中央放送は1日、天気予報を伝える際に、「冬は体温を維持するため、エネルギー消費量が増えやすいので、食事摂取に注意が必要」と呼びかけた上で「特に酒(焼酎)にビールを混ぜて飲むと体温調整で重要な役割をする心臓、肝臓などに悪い影響を与えかねない」と指摘した。

 北朝鮮の国営メディアがこうした注意を呼びかけたことは、北朝鮮住民の間で爆弾酒を飲むことが日常化していると受け止めることができる。

 平壌出身のある脱出住民(脱北者)は「北で暮らしていた2000年代後半には、焼酎とビールを混ぜる飲み方はなかった。住民誰もが聴くラジオで注意を呼びかけるほどなら、爆弾酒の飲み方が一般住民に広がっているという意味」と話した。

 一方、北朝鮮の高官らは早くから爆弾酒を飲んでいたとされる。

 故金正日(キム・ジョンイル)総書記は2005年、平壌を訪れた韓国側関係者に「南(韓国)で爆弾酒がはやっていると聞いたが、北でも誰かがそれを学んできて流行させている」と発言したとされる。