コストコの食肉加工品コーナーにはさまざまな食材が取り揃えられていますが、なかでも目を引く個性派が『林檎のベーコン』です。なんとこの商品、「りんごの果汁を隠し味に加え、りんごの樹で香り豊かに燻しました。」というほどりんご尽くし。一体どんな味に仕上がっているのか……? と気になっている人も少なくないでしょう。

この林檎チップの燻製ベーコン、もちろんガツンとした肉のうまみを楽しめるんですが、それを包み込むやさしい甘さも非常にステキ。うまみはあるのに味付けが柔らかいので、ついつい「もう一切れ!」と、やめられない止まらないおいしさがありますよ!

米久|林檎のベーコン|172円 /100g

おすすめ度 ★★★★☆

こちらがコストコの食肉加工品コーナーで販売されている『林檎のベーコン』です。購入したものは513gあり、お値段は882円(税込)でした。100gあたり172円です。

真上から見ただけだとわかりづらいですが、けっこう複雑な立体になっています。斜めから見るとこんなかたち。

ラベルを剥がしたところ。豚ばら肉のかたまりが、とてもいい色になってパウチされています。

原材料は?

原材料は以下の通り。やはり「りんご果汁」が目を引きますね! 製造者は米久株式会社です。

【原材料名】豚ばら肉、りんご果汁、糖類(粉あめ、ぶどう糖、砂糖)、食塩、卵たん白、牛乳、大豆たん白、香辛料、ゲル化剤(加工デンプン、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、コチニール色素

やさしい甘みが肉のうまみを引き立てる!

開封して、まな板の上へ。表面はしっとりと濡れております。

薄めにスライスしたところ。断面が美しいですねー。肉と脂によるマーブル模様は魅惑の色合い。

さて、このベーコン、このまま食すことも可能で、その味はというと、うまみがギュッと引き締まった状態。しっかりとした歯ごたえがあり、噛むごとに、口の中にじわじわと肉の味が広がっていきます。印象としては、隠されたうまみをこちらから引き出しに行く……という感じでしょうか。サンドイッチなどでは、焼かないまま挟んだほうが、味を楽しめそうです。

では、焼いてみた場合はどうでしょう? ということで、少し厚めに切って、フライパンを使い、両面に焦げ目がつくくらい焼いてみました。

焼いたものは、熱によってうまみが開放された感じ! 一口目から肉の味がガツンと来て、わかりやすいおいしさ。また、歯ごたえも柔らかくなって、脂のプリプリ感も楽しめます。

そして、全体を包み込んでくれるのが、やさしい甘さ……。これがりんごパワーなのでしょうか? 普段食べているベーコンよりも甘く感じるくらいですが、それがイヤミに感じるわけではありません。味付けがやわらかいためか、脂で胸焼けしたり、塩味で喉が渇くといったこともなく、ベーコンのおいしさをたっぷり楽しむことができます。ついつい「もう一切れ!」となること請け合い。

ちなみに、この『林檎のベーコン』、そのまま食べた場合も、焼いた場合も、それほどスモーキーさは感じませんでした。その分、クセが強くないので非常に食べやすいとも言えます。