忙しすぎ!年子育児はツライ…。「上の子の面倒見が良くなる」5つの習慣とは?

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上の子が生まれて間もなく下の子が生まれ、年子を持つママは意外と多いもの。幸せいっぱいではあるものの、やっぱり年子の育児は大変ですよね。

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特に乳幼児の年子を持つママは、下の子と上の子の相手をしなくてはならず、子供たちから引っ張りだこの中で「もうイヤ!」と頭を抱えてしまうことも少なくありません。

今回はそんな「年子育児」を乗り越えるために「上の子の面倒見が良くなる方法」について紹介していきます。

1.「お姉さん(お兄さん)みたい!」「ママみたい!」と上の子をよくほめる

上の子に面倒見が良くなってほしいのであれば、やっぱりよく褒めることが大切です。「弟のお世話ができるなんてもうお姉さんだね!」「ママみたいでかっこいいね」ととにかく褒めてあげましょう。

言葉にして伝えることで「自分はお姉さん(お兄さん)なんだ」と感じ、より下の子の面倒を見てくれます。下の子の面倒を見ていないときでも「一人でおきがえ出来ちゃうなんてお兄さんだな〜」「全部ごはんも残さず食べられるなんて大人みたい!」と日常生活の中でよく褒めてあげてくださいね。

2.上の子と一緒に下の子を観察する

ぜひ、上の子と一緒に実践してほしいのが「下の子の観察」です。お昼寝をしているときや、おとなしく一人遊びをしているときなどを狙って、上の子と一緒に観察してみましょう。

「かわいいね」「小さいね」など、下の子がまだまだ幼いことを上の子に認識させるためにも、こうして観察しながら下の子の様子を二人で話すことは大切です。

「下の子は小さいから何かしてあげよう」というお世話心が芽生えやすく、意外にもあっさりと面倒見のよいお兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれます。下の子を観察しながら「まだまだ〇〇(下の子)は小さいから助けてあげないとね」などと、声をかけるとより下の子の面倒を見てくれやすくなるでしょう。

3.小さな頼み事を習慣化する

上の子に小さな頼みごとをするのも一つの手。特に下の子に関する頼みごとを習慣化させると「下の子の面倒を見ることが当たり前」という生活へと変化しやすくなります。

例えば、下の子の食べこぼしを拭いてもらう、おやつをあげてもらう、一緒に遊んでもらう、おむつを持ってきてもらう、など簡単なものでOK。こうした頼みごとを繰り返していくうちに、頼まなくても下の子を気にかけてくれるようになるのです。

しかし、最初からあれもこれも、とたくさんの頼みごとをするのはNG。「下の子ばっかり…」と上の子をがっかりさせてしまうので、初めのうちは1日1つの頼みごとからスタートしましょう。

4.「頑張ってくれているから」と秘密のご褒美を用意

下の子の面倒を見てくれるようになったり、自分のことは自分でやっていたら「秘密のご褒美」をプレゼントしてあげましょう。プレゼントとはいってもおもちゃを買い与える必要はありません。

「下の子には内緒ね」とおやつをあげたり、いつもよりちょっとだけ就寝時間を遅らせて秘密の時間を過ごしたりすることで十分。やはり、お兄ちゃん、お姉ちゃんとはいってもまだまだ子供。がんばったらご褒美がほしいというのが正直な気持ちです。

いつも頑張ってくれている上の子に、ちょっとしたプレゼントを用意してあげてくださいね。

ちなみに、ただご褒美を与えるだけでなく「自分だけのご褒美」「下の子には内緒のご褒美」を意識させることで、これからも下の子の面倒を見ることに積極的になる傾向にあります。

プレゼントをする際にはこうした特別感を演出してあげるとよいでしょう。

5.あえて忙しそうなそぶりを見せる

洗濯もの、食事の用意、掃除など、ママには育児のほかにもやることがいっぱい。こうした家事を忙しそうにこなしてみると「自分も何か手伝おうかな」という気持ちが芽生えてきます。

食事の用意をしている最中に下の子が泣けば、「今手が離せない〜どうしよう〜」とちょっと困ったそぶりを見せてみるのもよいでしょう。「じゃあ自分が行くよ!」と自分から動いてくれるようになり、言葉で「手伝って」といわなくても、何をすれば良いのかを自分で判断しやすくなります。

ただ、常にバタバタと忙しそうにしてしまうと、上の子に寂しい思いをさせてしまうので要注意。

「食事の用意の時だけ忙しそうにする」「洗濯物を干しているときだけ忙しそうにする」など、1日の中で忙しそうにするシーンは1つに絞って実践しましょう。

まとめ

年子の育児は予想していたよりもずっと大変だった……と感じているママは少なくありません。大切なわが子たちに全力で向き合っているうちに「もうイヤ……」と頭を抱えるママもいるのが現状です。

しかし、上の子が下の子の面倒を見てくれるようになると、育児はぐっと楽になるもの。今回の記事ではそうした上の子の力を上手に借りるための生活習慣について紹介しました。

とはいっても、上の子ばかりに負担をかけることはNG。まだまだ小さな子供であることを忘れずに接することも心がけましょう。