20日、台湾で存命中の元慰安婦3人のうちの1人である陳蓮花さんが亡くなった。写真は馬英九前総統と陳蓮花さん。馬前総統のフェイスブックより。

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2017年4月22日、中国台湾網によると、台湾で存命中の元慰安婦3人のうちの1人である陳蓮花(チェン・リエンホア)さんが20日、腸管破裂による感染症で亡くなった。93歳だった。

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陳蓮花さんは1924年に台湾北部の汐止に生まれた。19歳の時、働いていた工場に日本人が来て看護婦募集の名目で誘われ、半ばだまされるような状況で他の女性20人余りとともにフィリピンへ渡航。現地に着いて初めて看護婦ではなく慰安婦にさせられることを知ったという。

フィリピンで2年近く苦しくつらい生活を強いられ、旧日本軍と連合軍の戦いも激しく、共に渡航した中で生き残ったのは陳蓮花さんともう1人だけだった。九死に一生を得て台湾へ帰国し、フィリピンで知り合った台湾籍の日本兵と所帯を持った。台湾に戻ってからは芸術分野で才能を発揮し、慰安婦問題のイベントにもたびたび参加していた。

台湾婦女救援基金会は、台湾で存命中の元慰安婦は残りたった2人になってしまったとし、日本政府に対して早急に正式な謝罪と賠償を行うよう呼び掛けている。(翻訳・編集/岡田)