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電車が遅延したら鉄道会社の社員は減給電車が遅れたら運賃を割り引け

こんな過激な発言が、インターネットで注目されています。

確かに、急いでいる時に電車が遅れると困ります。人によってはイラッとすることもあるでしょう。

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だからと言って、それが「鉄道会社社員の減給に直結する」というのは、良い考えとは言えません。

実際、Twitterでは「こういったことを言う輩は、あの事故の原因を知らないのかね」と、「電車遅延=社員減給という意見」への反論に多くの賛同の声が集まっています。

10年ちょっと前の大事故を引き起こした要因の1つは…

100人以上が亡くなった脱線事故の要因の1つ

Twitterで指摘されたのは、2005年4月25日に起きたJR福知山線(JR宝塚線)の脱線事故。乗客と運転士を合わせて107名が亡くなる大事故でした。

提供:産経新聞社

事故の原因はその後の調査で、少しずつ明らかになりましたが、「遅延による運転士への減給」などの罰則規定がありました。

乗客からの苦情や、電車の遅延があった場合、日勤教育と呼ばれる懲罰を受けねばならず、こういったことに怯えていた運転士がスピードを出し過ぎてしまったが故の悲劇とも言われているのです。

もちろん、事故の原因はそれだけではありませんが、少なくとも1つの要因だったことを知っていれば、こんな暴論は言えないはず。

Twitterには、そんな意見が多く寄せられています。

「電車が遅延したら社員は減給」なんて言っている人が、電車を遅延させるのだろう人の命を奪いかねない暴論であることを自覚すべきだわほとんどの遅延の理由は乗客の駆け込み乗車が原因らしいよ

事故から1年が経っても、暫定的なダイヤでしか運行ができなかったJR福知山線。

「電車の遅延=社員の減給」という考えがどのような結果を招いてしまったのか…改めて、思い出すべき時期に来ているのかもしれません。

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[文/grape編集部]