プロ直伝!顔の形別「美人顔」になれる眉毛の整え方

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“眉は顔の額縁”と言われるくらい、顔を小さく見せたり、顔型のコンプレックスをカモフラージュしてくれる重要なパーツ。ぴったり似合っていればその効果は絶大ですが、あなたは自分の眉に自信がありますか?

今回はヘアメイクアップアーティストの筆者が、代表的な4つの顔型について、理想的な眉毛の整え方をお伝えします。

■丸顔:直線でシャープさを

頬や額がふっくらしている丸顔の人。目の形や唇の印象まで丸みを帯びている人が多いのも特徴です。顔の形やパーツのラインが丸みのある曲線ばかりだと、とても女性らしく、行き過ぎると甘くなりすぎたり、ベビーフェイスに見えたりしてしまいます。

その特徴を眉で補正していくには、“ストレートで引き締める角度の眉”がおすすめ。丸顔の人はその骨格の曲線につられてもともとの眉も緩やかなアーチを描きがち。そのアーチの頂点を少し削ってストレートにしましょう。

眉の下のラインがアーチにえぐれているはずなので、そこをアイブロウペンシルで埋めましょう。持ち前の角度は活かして、眉山を決めればストレートな角度の眉が仕上がります。

丸みを帯びた輪郭が眉によってストレート感を足すことで、グッと引き締まってあか抜けた印象になります。また、眉に角度をつけてあげることで輪郭を縦に引き上げ、シャープに見せる効果もありますよ。

■面長:縦の印象を眉で切る

落ち着きある優美な印象の面長の人。縦の印象が強く、少しもったりとした輪郭や大人っぽく見えすぎてしまうことを気にしている方も多いのではないでしょうか。

そんな面長の方の特徴を眉で補正するなら、おすすめは“縦幅を分断した下めのストレート眉”がおすすめです。人は眉より下を“顔”と認識するので、眉の位置を下げることで顔の大きさをカモフラージュできます。

面長の人の場合は眉の上のラインを毛一本ずつアイブロウシザーで取っていきましょう。そして眉の下のラインをほんの少しアイブロウパウダーで自然に足していけばOK。これだけで、眉の位置が下がって小顔に近付きます。

縦の印象を強調したくないので、角度のあまりないストレートで、大人っぽくなりすぎるのを防ぐためにナチュラルな印象に仕上げられるように心がけるのが成功のポイントです。

■逆三角:長め眉でさらに小顔に

額を隠すとより小顔に見える逆三角の人。額が広めなのも特徴ですね。特に目尻からこめかみまでの横幅が広めな印象があるので、その横幅を眉毛でカモフラージュしていきます。

逆三角の人がより小顔を目指すなら、“ちょい長めのナチュラルアーチ眉”がおすすめ。眉尻の延長線を“輪郭”と認識するため、眉を短めにしてしまうと顔の横幅が余白になって目立ってしまいます。小鼻と目尻を結んだ延長線上に眉尻がのるくらいの“ちょい長め”に整えてあげるのがよいでしょう。

シャープに見られすぎたり、神経質な印象を持たれてしまうことがある人は、ナチュラルアーチ眉を心がけると優しさや穏やかさがプラスされますよ。ポイントは顎のシャープな角度よりも眉の角度は緩やかに留めること。そうすることでシャープさがグッと和らぎます。

■ベース型:柔らかなラインで

輪郭がすっきりとした直線でクールに見えがちなベース型の人。顔の縦幅が短いことで幼く見えがちだったり、近寄りがたさを感じさせてしまうことがあるので、柔らかさを加えることで印象をグッと変えられます。

そんなベース型の人は、“柔らかと奥行きのあるアーチ眉”で雰囲気をプラスするのがおすすめ。きれいな骨格を持っているので、眉山がはっきりと目立つことが多いのも特徴です。眉山の頂点から一本ずつアイブロウシザーで取り除いて、なだらかなアーチを作りましょう。眉山の下のえぐれも、なだらかになるようにアイブロウパウダーで埋めます。

ポイントは、眉山付近が一番太くなる野暮ったい“三角眉”にならないこと。そして眉山から眉尻の眉の色を一番濃く描くこと。眉頭を一番薄く、眉尻にいくにしたがってほんの少しずつ色を濃くしていくと、顔に奥行きが出て雰囲気美人に仕上がります。

いかがでしたか? メイクを仕上げるうえで最も重要で最も手ごわいパーツでもある眉。基本の考え方を押さえれば、一気にあなたの魅力を活かした美人顔に近づけますよ。

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※ Anna Demjanenko / shutterstock

【筆者略歴】

川上絵理

ヘアメイクとしてブライダル・TV撮影の現場で活動、専門学校講師も務める。また、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイクアップで“より自分らしく、なりたい自分になる方法”をアドバイスしている。