「CYAN (シアン) issue 005」より

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 今年は様々なスキャンダルが報道され、各社競い合うようにスキャンダルをすっぱ抜く中で、あの話題に一つ、鉄槌が下されたようだ。11月24日『日刊スポーツ』は、フリーアナウンサーの夏目三久(32)とタレントの有吉弘行(42)の熱愛・妊娠報道について、謝罪記事を掲載した。

夏目三久さんに関する報道のお詫びと訂正」と書かれた記事では、同紙が8月24日・25日に報じた「有吉の子供 夏目三久熱愛!! 結婚は未定」及び「有吉 夏目アナ 年内結婚」について、両者からそれぞれ「事実無根」と抗議を受けたことを説明。事実と異なる部分があることを認めた上で、「妊娠という女性にとって重大な事柄については、御本人に確認しておらず、事実に反していました」とした。

 この報道が出た際、有吉本人は自身のラジオ番組で「新聞報道、熱愛と妊娠とか結婚というのは、本当に全くないこと」と、具体的な内容にも触れてコメントを残した。一方で、夏目サイドは報道に対し何も触れず、自身がレギュラー出演している番組には通常通り出演し、淡々とキャスター業をつとめている。

■どこまでも“夏目重視”の擁護姿勢

 この両者の対応の差と、謝罪記事があくまでも夏目のみに向けられていることについて、一部芸能誌などではさまざまな憶測が飛び交っている。

「関係者の間でもウワサになっているのが、夏目の所属事務所から“圧力”がかかったという点です。夏目の所属事務所は大物タレントや俳優が所属する業界の最大手。芸能界では大きな実権を握っていることで知られています。今回の件でも、報道後に他メディアの後追い報道を抑制し、お詫び記事にまで事を運ばせたのではないでしょうか」(芸能記者)

 一方でこのお詫び報道に至るまで、有吉サイドは終始振り回されっぱなしだった。報道番組のキャスターである夏目が、立場上この件について自由に言及できないという部分は大きいものの、有吉はメディアを通して終始否定を続けてきたにも関わらず、記事では一切お詫び対象とならなかった。日刊スポーツが見せた、この扱いの差にも夏目の事務所の力の大きさを物語っているようだ。

 こうしたこともあり、結婚や妊娠が女性にとって重大な事柄であるとはいえ、あまりにも夏目が擁護されすぎだという声は大きい。

「夏目は“コンドーム写真”の流出で、追われるように局を退社している。その彼女をここまで復活させた事務所としては、妊娠報道での夏目のイメージダウンは痛すぎる。なんとしてでも、事実無根を認めさせたかったのでしょう」(前同)

 日刊スポーツの誤報騒動で明らかになったのは夏目三久有吉弘行のタレントとしての格の違いだろうか。芸能界の不可解さが浮き彫りになった事例である。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。