13日、SBSなど韓国メディアは、12日夜に慶尚北道慶州市で起こった地震が観測史上最大規模であったにもかかわらず、被害が思いのほか少なく済んだ原因について報じた。資料写真。

写真拡大

2016年9月13日、SBSなど韓国メディアは、12日夜に慶尚北道慶州市で起こった地震が観測史上最大規模であったにもかかわらず、被害が思いのほか少なく済んだ要因について報じた。

SBSは、先月24日にイタリア中部を襲ったマグニチュード(M)6.2の地震被害を例に挙げ、今回の韓国での地震ははるかに被害が小さかったと説明している。イタリアの地震では倒壊した建物の下敷きになるなどして約300人が犠牲になった。一方、本震がM5.8を記録した韓国の地震では、落ちてきたテレビなどに当たってけがをした人が23人、屋根が壊れるなどの財産被害が5120件(いずれも15日午前5時現在)に上っているものの、犠牲者は出ていない。

SBSはこの違いの理由として、震源の深さを挙げた。イタリア中部地震の震源は深さ5キロ、慶州の地震の震源は深さ12〜13キロとされている。

また韓国の地震が高周波数帯に集中したことも被害の小ささにつながったと、韓国地質資源研究院の専門家は指摘する。低周波地震では大きな揺れが長く続くのに比べ、高周波地震はごく短時間の揺れにとどまる。今回の慶州の地震は、断層の花こう岩が瞬間的に壊れることで起こった10ヘルツ以上の高周波地震と分析された。

これについて韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられているが、多数の共感を得ているのは「ただ運が良かっただけ」「今回は天が助けてくれた」といった声だ。

それだけに、「次はどうなるか分からない」「十分に備えておかなければ。この程度で大騒ぎなのに、北朝鮮の核爆弾が落ちたらどうなるんだろう?」「地震はいつでも起こり得るのに、韓国は対策もなし、国民には災害への対処能力も全然ないというのが現実だ」など、今後を不安視するコメントも多い。

また「M6.2と5.8じゃ威力が全然違う。どこが似た規模なんだ?」「まるで韓国の建物がきちんと建てられていて対処もうまくいったような言い方だが…」「被害は小さかったかもしれないが、恐怖はものすごかった」「こんなのただの数字遊び。まさかこれを本当だと信じる人なんていないはず」など、記事の見方に対し否定的なコメントも多く寄せられた。(翻訳・編集/吉金)