【受付終了】課題の発見からアイデアの洗練方法まで直接伝授:Designitワークショップ「Hacking Tokyo」第2回

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Designitが『WIRED』とともに開催している大人気ワークショップシリーズ「Hacking Tokyo」。第2弾では、「都市でのサイクリング」をお題に、プロジェクトでの課題の見つけ方やアイデアをより洗練させる方法などをデザイナーが伝授する。

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デンマークを拠点に、世界各国に12のオフィスをもつストラテジックデザインファームDesignit。世界中から優秀なデザイナーたちが集まるこのデザインファームは、独自のノウハウによってAudiやVodafone、ロレアルといった多業種・多分野のクライアントとのプロジェクトを成功させてきた。

そんな経験豊かなデザインのプロたちから、直接デザインの手法を学べるのが「Hacking Tokyo」と題したこのワークショップシリーズだ。初回となる第1回では、「通勤・通学」をお題に、Designitのデザイナーたちがアイデア出しの方法をレクチャーした。

Hacking Tokyo 第2回:お申し込みはこちらから満席のため、受付を終了いたしました]

SLIDE SHOW

2/7参加者たちには、「予期せぬトラブルが起こったとき、通勤・通学者たちはどうすればその状況にうまく対応できるようになるか?」というお題が出された。

3/7Designitが第1回で伝授したテクニックのひとつが「強制発想法」。「得点」「シェア」「報酬」といったトリガー要素を掛け合わせて、アイデアを出していく手法だ。例えば、今回のお題である「通勤」と「得点」を掛け合わせると、「遅延1分ごとに、1円Suicaに入る」といったアイデアが出てくる。次のスライドからは、4つのグループから出たアイデアを紹介する。

4/7Find My Way
鉄道会社からの遅延情報はざっくりとしていることが多いため、その場で待機するべきか、ほかのルートに行くべきかなど、通勤・通学者たちが次にどの行動をとればよいのかはっきりしない。そんなとき、いちばん早く会社に着く方法を一発で教えてくれる何かがあれば便利だ。1つ目のアイデアは、PASMOやSUICAをかざせば代替ルートを出してくれるという専用の機械。振替ルートを使うときにかかるお金は、機械が自動的にチャージしてくれる。
ILLUSTRAION BY DESIGNIT

5/7Digital Delay Certificate
多くの企業が社員に遅延証明書の提出を求めているが、証明書を手に入れるのに並ばなくてはいけないことがある。それよりも、遅延証明書が自動的に会社や上司、チームのメンバーに送付されたら便利ではないだろうか。2つ目のアイデアは、デジタル遅延証明。社員が遅刻することは自動的に会社に伝えられ、社員も遅延証明書をとりに行かなくて済む。
ILLUSTRAION BY DESIGNIT

6/7 Productivity Spaces
会社でやることがたまっているときの遅延はイライラするし、遅刻が自分のせいではないのはわかっていても罪悪感を覚えることもある。それなら、会社に着く前に仕事を始めてしまおう。3つ目は、駅内にオフィス空間をつくってしまおうというもの。駅の空スペースに、Wi-Fiやコンセントがある作業スペースを設置し、待ち時間の間に駅でも仕事ができるようにする。スペースを利用できるのは、このオフィススペースのメンバーシップに加入している企業の社員たちだ。
ILLUSTRAION BY DESIGNIT

7/7Wait If You Can
遅延で不愉快なのは、遅延に巻き込まれた人々の人混みと、ほかの乗客たちよりも先に電車に乗り込まなければという焦燥感だ。電車が来次第、みんな我先にと電車に乗り込み、乗車率は200パーセント。でも、なかには時間に余裕がある人もいるだろう。4つめのアイデアは、思いやりポイントシステム。ほかの通勤・通学者に電車を譲れば、それによって発生した待ち時間がポイントとなり携帯のアプリにたまる。たまったポイントは、コーヒーなどの商品と交換できる。
ILLUSTRAION BY DESIGNIT

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そしてこのたび、9月3日に第2回の開催が決定。今回のお題は、「都市でのサイクリング」だ。

環境に優しく健康にもよい自転車は、よりよい街づくりには欠かせない存在。しかし、いまあるインフラは必ずしも自転車ユーザーたちにとってよいものではなく、交通事故や盗難、なかなか空きが見つからない駐輪場など課題も山積だ。

参加者たちには、Designitが得意とする人間中心デザイン(Human-Centered Design)についてのレクチャーを受講ののち、グループに分かれてお題に取り組んでもらう。今回は、第1回の参加者からの質問も多かった課題の発見・設定方法もレクチャー。課題を見つけ方から、完成したアイデアをさらに洗練させるコツまで、デザイナーたちが直接ノウハウを伝授する。

毎回、申し込み受付開始からすぐに満員となってしまうDesignitによるワークショップ。応募はどうぞお早めに。

Designitワークショップ Hacking Tokyo 第2回

>>お申し込みはこちらから満席のため、受付を終了いたしました

開催日時:
9月3日(土) 10:00〜19:30(9:30開場)

会場:
WIRED Lab.
東京都港区六本木1-3-40 アークヒルズ カラヤン広場
最寄り駅:地下鉄南北線 六本木一丁目駅(3番出口)から徒歩2分
地下鉄銀座線・南北線 溜池山王駅(13番出口)から徒歩4分

参加費:
7,000円(税別)
※ 懇親会のドリンク・スナックをご用意しています

定員:
20名(先着順)

登壇者プロフィール
MASAKAZU IWABU|岩部真和
Designit Tokyoシニアデザイナー。デジタルデザインを得意とし、UXデザインやサーヴィスデザイン、ヴィジュアルデザインといった分野でさまざまなプロジェクトに従事。

MAI SAITO|齊藤麻衣
Designit Tokyoサーヴィスデザイナー。アパレルブランドの企画・ブランディング、広告代理店でのクライアント企業のコミュニケーション戦略等に携わったのち、2015年にイリノイ工科大学Institute of Design修士課程修了。在学中は戦略デザイン、サーヴィスデザイナーを中心に世界各国で新規ビジネスやサーヴィス開発のプロジェクトに携わる。

タイムスケジュール
10:00〜11:30 レクチャー
11:30〜13:00 課題の発見・設定
13:00〜14:00 昼食
14:00〜15:30 アイデア出し
15:30〜17:00 コンセプトの改良
17:00〜18:00 プレゼンテーションとまとめ
18:00〜19:30 懇親会 ※ お菓子とお飲み物をご用意しています

注意事項
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