[ちちんぷいぷい‐毎日放送]2016年5月11日放送の「石田ジャーナル」のコーナーで、兵庫県朝来市の移住者支援が紹介されていました。『田舎暮らしの本』(宝島社)が全国の市町村に行ったアンケートで第1位に輝いたのが兵庫県朝来市です。

竹田城跡(Travel-Pictureさん撮影、Flickrより)

朝来市は兵庫県のほぼ中央、大阪から車で約2時間のところにあり、「天空の城」で有名な竹田城跡があります。人口は3万432人(2016年4月30日時点)。10年前に比べると約5000人減少し、過疎化が懸念されてきました。

市では3年前から「あさご暮らし応援課」を設置し、移住者の住まいや仕事の相談に対応。空き家の提供、起業への補助金、妊婦健診の全額補助や中学3年生までの医療費助成、上限を設けた保育料の設定など、移住へのハードルを下げる取り組みを行っています。結果、2014〜15年の2年間で212人が移住し、その8割が20代、30代だと言います。

自治体の支援のみならず、地域住民の温かい受け入れも朝来市にはあると言います。人と人との結びつきや、移住の先輩が多くいることも、移住を考える人にとって心強い材料になるのでしょう。朝来市には「住みたい」と感じる魅力が多くありそうです。(ライター:青空繭子)