マジックミラーは通常の鏡と原理は同じ。作るときに工夫があることが判明
11月1日、「この差って何ですか？」（TBS）では、マジックミラーの不思議の秘密。マジックミラーと、普通の鏡は、全く構造が同じという話だった。片側からは見えるのに、もう片方からは鏡になっていて見えないマジックミラー。
普通の鏡と、マジックミラーにはられた鏡は、鏡にはられた金属が厚いか薄いかで違ってくるのだという。鏡はガラスを金属で挟んだ二重構造になっており、普通の場合は、金属が分厚くなっている。金属の上で反射するから、姿が映るのだそうだ。しかしマジックミラーは、この金属の暑さが1/10しかないのだとか。
だがそれだけではない。透かしたい側を暗くするのもポイントだそうだ。警察の取調室で、見ている側が暗いのはそのせいだ。原理的に、普通の鏡でも、部屋を夜に暗くしてみる。そうすると部屋からは外が見えにくいが、外からははっきりと見える。それと同じなのだ。
そのため、オフィスビルに使われているマジックミラーも、外から見ると昼は鏡になっていても、夜は見えてしまうことがあるのだという。
マジックミラーは、特殊な加工がされているのだと思い込んでいたかもしれないが、実際は、作り方も使われているものも、同じだったのだ。
