16日放送の「NEWS23」(TBS系)で、キャスターの岸井成格氏が、安保関連法案に関して「メディアは廃案に向けて声を上げ続けるべき」と主張した。

番組では、17日に成立する方針である安保関連法案をめぐる与野党の攻防を特集。

自民党は次世代の党など野党3党と協議し、自衛隊を海外派遣する際に国会の関与を強める内容を盛り込んだ閣議決定を行うことで合意した。この決定により、野党3党は安保法案の採決に賛成し、自民党は「強行採決」という指摘を免れている。

こうした与党に対し、民主党や維新の党ら野党5党が内閣不信任決議案の提出などで法案成立を断固阻止する構えをみせたため、参議院の平和安全法制特別委員会を実施できない状況が続いた。

しかし、日をまたいだ18日、鴻池祥肇委員長は職権を用いて委員会の開催を決定。現在に至るまで与野党の激しい攻防が続いている。

番組冒頭より、岸井氏は「私は一貫して『権力の暴走』と言ってきましたけど、今夜採決かというまさに歴史的な瞬間を迎えようとしています」と発言し、同法案に反対する姿勢を明らかにした。

その上で岸井氏は、国会外で起こっている安保反対の声に、自民党が耳を傾けようとしないと批判。これだけの重要法案にもかかわらず、自民党内からまったく異論が出ないことに対しても「非常に不思議、というよりちょっと異常なんですけど」と呆れていた。

さらに岸井氏は、アメリカ軍と自衛隊との軍事一体化が同法案の成立で進行すると危機感をあらわにし、「やっぱり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と主張していた。

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