ボーナスや支払い方法、いつものとおりの手続きの問題など、細部に関してはまだ終わっていない。だが、リーグ次節を前に、両クラブから公式発表される可能性もある。イヴァン・ペリシッチのインテル移籍は、ターニングポイントを迎えた。近く、同選手はインテルに移籍する。

インテルのマルコ・ファソーネGMとヴォルフスブルクのクラウス・アロフスSDは、27日にモンテカルロで会談した。そして2日朝、両クラブのフラントは大筋合意に達している。移籍の総額コストは、1800万ユーロ(約24億5000万円)にボーナスとなる。完全移籍だ。ロベルト・マンチーニ監督はアッピアーノ・ジェンティーレでペリシッチを待っている。

だが、インテルの攻撃陣強化はまだ終わっていない。パリ・サンジェルマンFWエセキエル・ラベッシの獲得が困難であることを考えれば、アツいのはトッテナムのエリック・ラメラへの道だ。直近になって、インテルはローマとも交渉を始めている。フアン・ジェズスとアデム・リャイッチのトレードについての交渉だ。マンチーニ監督は前線にさらなる“矢”を加えたがっている。

アロフスSDは28日のシャルケ戦の試合前、ドイツのテレビで「適切な条件であれば想像できる」と、初めてペリシッチのインテル移籍の可能性に扉を開けた。これまで、アロフスSDは常にインテルの野心を冷ます発言を繰り返していただけに、これは小さなことではないだろう。