2011年5月に鳴り物入りでオープンした「JR大阪三越伊勢丹」に、早くも撤退説が飛び交っている。当初の期待とは裏腹に開業直後から売り上げが低迷し、運営会社のJR西日本伊勢丹に60%出資するJR西日本と、三越伊勢丹HD(40%出資)の間に不協和音が鳴り響いているためだ。両社の深い溝を象徴するのは、JR西の真鍋精志社長が「運営会社は既に94億円の債務超過に陥っている」と暴露したことだ。運営会社の傘下には、JR大阪三越伊勢丹