『神様のカルテ』は、地域病院の一医師を主人公とする医療小説だ。第10回小学館文庫小説賞を受賞した、夏川草介のデビュー作でもある。第1巻が2009年8月に発売されると口コミで一気に評判が広まり、第7回本屋大賞の最終候補作にまでなった(結果は2位)。2010年に第2巻が刊行されるとシリーズの累計は200万部に達し、2011年には嵐の櫻井翔主演で映画化も実現した。主人公の栗原一止は過酷な労働環境をものともせずに働き続ける