郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省の村木厚子元局長に対して、国が3770万円の賠償金を支払うことが決定した。無実の人間の疑惑が晴れ、損害賠償金が支払われることは、本来であれば喜ばしいことではあるはずだが、何か釈然としない。無論、村木さんが賠償金を受け取ることが釈然としないわけではない。問題は、その賠償金を誰が支払うのか?ということである。あなたは以下の2つの判決文を聞いてどう思うだろうか