30日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)した流れが波及した。この日は国内において財務省による利付国債の入札や、日銀による国債買い入れオペなどの需給イベントがなく、買い一巡後は持ち高調整主体の方向感の乏しい展開となったが、政治情勢の不透明感を背景に日銀が利上げに踏み切りにくくなるとの見方は円債相場を支援する要因となった。 日銀はきょうか