明仁天皇(現在の上皇)と、美智子皇后(上皇后)のこれまでの歩みを、独自の取材と膨大な資料によって、圧倒的な密度で描き出した『比翼の象徴明仁・美智子伝』(上中下巻・岩波書店)が大きな話題を呼んでいます。著者は、全国紙で長年皇室取材をしてきた井上亮さんです。この記事では、1958年11月、美智子さまが皇太子妃となることが発表されたあと、それまで結婚に反対していた人々が、どのように変化していったかを、『比翼