1銭陶貨(造幣局提供)造幣局(大阪市)は9日、金属不足の戦時中に製造された「陶貨幣」約50万枚が京都市の製陶工場跡地の倉庫から見つかり、引き渡しを受けたと発表した。造幣局によると、陶貨幣は実際には流通せず多くが廃棄されたため「幻の貨幣」と呼ばれる。大量に発見されるのは珍しいとしている。見つかったのは全て1銭陶貨で、木箱で保管されていた。戦時中に造幣局から陶貨の製造を委託された、がいし・陶磁器製造業