ラグジュアリーブランドを日本に根付かせ、ルイ・ヴィトンを日本で大人気ブランドに育て上げた人、秦 郷次郎氏(87)。1976年からルイ・ヴィトン ジャパンの立ち上げに関わり、81年には初代の代表取締役社長に就任、その後はLVJグループの代表取締役社長も務めた。始まりは“偶然”だった。大学を卒業と同時に米国に留学、日本人では当時まれなMBA取得後、ニューヨークの公認会計事務所(ピート・マーウィック)のコンサルティング