【エルサレム=田尾茂樹】イスラエル軍は20日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノンの首都ベイルートを標的にした空爆を行い、イブラヒム・アキル司令官を殺害したと発表した。通信機器の一斉爆発を受け、ヒズボラが報復を宣言したのに対し、イスラエルも戦闘の重心をパレスチナ自治区ガザから移し始めており、紛争拡大への懸念が高まっている。ロイター通信によると、ベイルート南郊が空爆され、アキル氏を