「トゥルチュク」とは、日本でクロマメノキと呼ばれるブルーベリーに近い木で、寒冷地で育つ。その実は甘く、生食したり、ジャムや酒などに加工されたりする。信州ではアサマブドウ、アサマベリーなどと呼ばれている。北朝鮮・両江道(リャンガンド)の白頭山の山麓はトゥルチュクの名産地とされており、今年も収穫期を迎えた。高値で買い取ってもらえるため、地域住民が一斉に山に入り、トゥルチュク争奪戦が繰り広げられるが、食