長崎県の大石賢吾知事の政治資金を巡り、迂回(うかい)献金とみられる脱法的な資金の移動が判明した。支援した県議が関与している。これまでの大石氏の説明では足りない。県議と共に、疑惑の経緯や責任の所在を明らかにすべきだ。資金の移動は2022年1月から、知事選があった2月にかけて行われた。まず医療法人など9団体が長崎市の自民党支部に286万円を寄付した。支部長を務める県議の後援会を経由し、大石氏の後援会が借