最初からわかっていたこととはいえ、F1第14戦ベルギーGPの週末を通して角田裕毅の表情が晴れることはなかった。シーズン後半戦を攻めて戦うための、パワーユニット確保のためのペナルティ消化──。最後尾からのスタートが決まっており、予選も僚友ダニエル・リカルドへのアシストのために走るだけで、自分のためのセッションではなかった。ウェットコンディションになったことでなおさら、リカルドに最適なアタックタイミン