連載怪物・江川卓伝〜センバツ後の喧騒(前編)春のセンバツ大会で作新学院の怪物・江川卓が全国デビューし、準決勝で敗退してからも「江川フィーバー」は日本中を席巻していた。1962年に甲子園史上初の春夏連覇を果たした作新学院の名将・山本理は、センバツ後のマスコミを含めたフィーバーぶりについて、後にも先にも「これほど尋常じゃない体験をしたことはなかった」と語る。「センバツから戻った頃から、毎日20人から多い