大阪・天満に知る人ぞ知る、いや、知っている人はツウ。そんな豚まんの店がある。持ち帰り専門の豚まんの店として、昭和57年に開店した『宝包(パオパオ)』。店奥の厨房で40年以上豚まんを作り続けてきた店主の則武義弘さんは、周辺が夜営業の店ばかりになるにつれて、買い食い目的の若い客が増えたという。「40年前は、保育園の送り迎えの途中にお母さんが子どもを連れて自転車でよくやってきて、10個や20個単位で買っていった」