俳優のピエール瀧さんが刑事処分を受けたことで、助成金が不交付とされた処分は違法だとして、映画『宮本から君へ』の制作会社が起こした訴訟で、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は11月17日、処分は適法とした2審・東京高裁の判決を破棄し、原告側の逆転勝訴を言い渡した。『宮本から君へ』は2019年3月、文化芸術振興費補助金に係る助成金(1千万円)の交付内定を受けたが、その後、出演者のピエール瀧さんの有罪(懲役1年6カ月・