フィヒテとシェリンクフランス革命の時代、カントは、認識理性の限界の向こうに実践理性の沃野があることを示した。何であるかに答えは無い。問題は、何にするかだ、と。これを受けて、フィヒテは、自分と対立するものを克服していってこそ、その克服の仕方に独特の自分が定立する、つまり、この事あしらい(タートハンドルンク)こそが自我を作るとした。たとえば、営業で断られる。断られたから、諦める、というのも、一つの答え