執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)医療監修:株式会社とらうべ今回お伝えする「潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)」は、大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍(かいよう:上皮組織の欠損)ができる炎症性腸疾患の一つです。慢性で原因不明の病気です。最近は毎年約1万人が発症し年々患者数は増加しており、2016年度の統計によると、全国の総患者数は16万7872人とのこと。若年層にとくに多いといわれるこの潰瘍性大腸炎。