/歴史の教科書では、こんなえげつない皇室の恥は、まず語られまい。それで、明治の御親政以来、あたかも武家が政権を乗っ取ったがごとく言われるが、実情は、皇族の醜態こそが武家を戦乱に巻き込み、取って代わらざるをえない事態を引き起こした。/摂関政治の緩み(645〜1087)中大江皇子(第38代天智天皇、626〜即位68〜72)と中臣鎌足が蘇我家を倒した645年の大化の改新の後、皇統内紛の壬申の乱(672)はあったものの、その後