5月13日。誉田哲也著作のミステリが2冊同時に発売された。『硝子の太陽Noir』(中央公論新社)と『硝子の太陽Rouge』(光文社)。両著は誉田哲也の代表作、〈ジウ〉シリーズと姫川玲子シリーズのコラボレーション小説である。硝子の太陽Noirで主に取り扱うのは、謎の覆面集団によるめった刺し事件。警部補・東弘樹が「左翼の親玉」の取り調べをしていたころに起きた。東が情報交換をする「ネタ元」の一人の男が被害者となっている