団地や工場の敷地など、日常の光景の中にヌッと姿を現す非日常、といった趣のある、給水塔。給水の水圧を安定させるために設けられる施設だが、その大きさや形状は、独特の存在感をかもし出す。そんな給水塔を、全国各地をめぐり撮影したのが、比留間幹さん。写真を一冊にまとめた『給水塔Beyond The Water Tower』が出版された。(リトルモア/1800円・税抜)。タイトルの通り、すべての写真が給水塔。塔単体ではなく、「給水塔