番狂わせモードの嫌な空気一掃、花咲徳栄が先制攻撃で一気に決める前の試合で、ノーシードの公立校で昨秋も今春も一次予選で敗退して、県大会進出も果たしていなかった白岡が、センバツベスト4で関東大会も制した浦和学院を下すという番狂わせがあって、球場全体が不思議な空気で包まれていた。その余韻を残しながらのプレーボールとなった試合、甲子園常連校に成長してきた花咲徳栄にとっては、いささか嫌な空気が流れていた