2014年春、東播磨の監督に就任したのは、加古川北を11年間率いた福村 順一監督だった。普通の公立校だった加古川北を激戦区・兵庫で2度の甲子園出場に導いた名将の異動。革命とまで称された、機動力を軸とした「福村野球」は果たして新天地でも健在なのだろうか。躍進を期する「2015年夏」を目撃すべく、兵庫県加古郡に位置する学校を訪ねた。植え付けたかった「やればできる」精神選手たちを集め、話をする福村 順一監督(県立