iPhone 7ではスマホの側面にディスプレイを搭載する可能性が浮上
Appleがスマートフォンなどのデバイスの側面部分に搭載するディスプレイに関する特許を取得しました。これで、次期iPhone 7には側面まで含めたディスプレイが採用されるのではないかとの予想が一部で上がっています。
Electronic devices with sidewall displays United States Patent: 8723824
Apple Granted a Patent for Future iDevices with Sidewall Displays - Patently Apple
http://www.patentlyapple.com/patently-apple/2015/03/apple-granted-a-patent-for-future-idevices-with-sidewall-displays.html
米国特許商標庁は2015年3月9日に、Appleが申請していた合計41件の特許を付与したと発表しました。この中に、スマートフォンの側面に搭載する「Sidewall Display」が含まれています。なお、Sidewall Displayに関するデザインがはここから閲覧可能です。
さらにSidewall Displayはボリュームボタンなどスマートフォンの側面にある物理ボタンを代替することも可能。Sidewall Displayによってさらにデザイン性を突き詰められると考えられます。
また、Sidewall Displayはゲーム用のボタンとしても機能するようです。
特許公報で公開されている模式図はスマートフォンの側面がiPhone 5sのようなフラットなデザインになっていますが、Sidewall Displayは曲面ディスプレイにも対応するため、iPhone 6のような曲面のデザインでも使えそうです。
もちろん取得済みの特許がすべて製品に採用されるわけではなく、他社をけん制する防衛的な特許出願もあり、さらにはクロスライセンスまで含めた事業戦略にもかかわることなので、Sidewall DisplayがiPhone 7やそれ以降のモデルで採用されるかどうかは不明です。ただし、iPhone 7のプロセッサ受注に成功したと報じられたライバルSamsungは、すでにGlaxy Note EdgeやGalaxy S6 edgeなどでエッジスクリーンを採用しているため、AppleがSamsungのEdgeモデルの販売動向を注視していることは想像に難くありません。