東京では珍しい中東パレスチナ料理を堪能できるお店、十条の「ビサン」

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2015年1月にオーストラリアで開催されたサッカー「AFCアジアカップ2015」の初戦で日本が戦ったのはパレスチナ。結果は、4-0で日本代表が勝ちましたが、多くの人々がパレスチナという名前を聞いたのではないでしょうか?

これまで様々な民族的な問題を抱えていたパレスチナですが、近年では「パレスチナ国」として国際機関へ国家として加盟する方針を打ち出しており、国連では「国家」の扱いを受けるほどにまで安定した地域となりました。

そんなパレスチナですが、他の地中海に隣接する国々と同じように、温暖内気候によって育まれるオリーブや、ナッツ、野菜、果物などを使った、とても豊かな食文化があります。

そんなパレスチナ料理を、実は東京で味わう事ができるお店があります。それが今回ご紹介する「ビサン」です。

・珍しいパレスチナ風水餃子「シュシュバラク」
餃子はアジアを中心とした広い地域で昔から食べられていて、それぞれの場所によって様々な進化を遂げています。パレスチナで食べられているものは「シュシュバラク」と呼ばれ、ひき肉を自家製のもちもちとした皮で包んで、茹であげ、ヨーグルトソースと絡めて食べます。

・中東のチャーハン「マンサフ」
マンサフとは、「大きな皿」という意味の言葉。もともとはパレスチナ料理ではなく、伝統的なヨルダン料理です。こちらでは18種類ものスパイスをブレンドし、カットしたトマトとサウザンドアイランドドレッシングをトッピングした特製マンサフを提供しています。複雑な味わいに食べはじめたら止められませんが、こちらのマンサフは非常にボリュームがあるので注文には気をつけましょう。

・絶品ペースト、ムタッバル
ムッタバルとはペースト状のソース。ナスを炭焼きにし、皮をむいてすり下ろした物に、おろしニンニクとレモン、塩で味付けしたシンプルでありながら奥深いベースト。ピタパン等につけて食べると、ニンニクのあとひくウマさとレモンのサッパリ感とで、いつまでも食べる事ができそうな、病みつきのペーストです。

・香ばしい中東のコロッケ、ファラフェル
ファラフェルとはひよこ豆で作られた中東地域でよく食べられているコロッケです。食べた後に、おなかの中で膨らみ、満腹感が得られることから、最近ではダイエット効果が期待できると話題にもなっています。ダイエット効果だけでなく味も抜群なので、是非試して頂きたい一品です。

取材したときには品切れでしたが、パレスチナ唯一のビール「タイベビール」は、日本ではなかなかお目にかかる事が無いと思いますが、香りやコクを楽しむ事ができるとてもおいしいビールです。

パレスチナの風を感じてみたい、そんな方はこちらのお店に行ってみてはいかがでしょうか?そこでは気さくな店主が様々なパレスチナの料理や文化を紹介してくれ、まるでパレスチナを旅しているような、そんな感覚を楽しむ事ができるでしょう。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 ビサン (Bisan)
住所 東京都北区中十条2-21-1
営業時間  17:00〜翌1:30
定休日 水曜日

Via: パレスチナ料理bisanへようこそ!