アギーレ監督任命問題、大仁会長や原専務理事らは続投…給与を自主返納

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 JFA(日本サッカー協会)は12日、JFAハウスにて「2015年度 第2回理事会」を行い、報道向け報告会にJFAの大仁邦彌会長が出席した。

 スペインでの八百長問題への告発が受理されたことを受け、3日に契約を解除したハビエル・アギーレ日本代表前監督の任命責任問題が理事会で議題になったことを明かした大仁会長は、「代表選手、サポーター、スポンサー、関係者にご心配、ご迷惑をかけた事について責任を感じています。協会がしっかりと調査したのかという点について、そういう点の意識がなかったと認めなければなりません」とコメント。

 その一方で、4月に控えるFIFAの理事選や新規約でのJFA会長選が控えているため、原博実専務理事とともに任期をまっとうしたい旨の希望を述べ、理事会に処分を一任したと明かし、理事会から続投で了承を得たと明かした。霜田正浩技術委員長については、アギーレ監督との契約解除が決まった3日に辞意があったことも報告されたが、大仁会長は技術委員会は監督の手腕を見極める部門なので問題はなく、辞意についてもその場で続投で結論付けたとコメントしている。

 3名については続投が決まったが、給与の自主返納が報告され、大仁会長は給与の50%を4カ月、原専務理事と霜田委員長は給与30%の4カ月返納が理事会で承認されたとしている。