中国メディアの京華時報は20日、ロシアの通貨ルーブルが暴落したことを受け、中国ではロシアを観光で訪れる中国人の数が前年比50%増になっていると伝え、ロシアでショッピングを楽しむ中国人が増えていることを伝えた。(イメージ写真提供:(C) Tatiana Popova/123RF.COM)

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 中国メディアの京華時報は20日、ロシアの通貨ルーブルが暴落したことを受け、中国ではロシアを観光で訪れる中国人の数が前年比50%増になっていることを伝え、ロシアでショッピングを楽しむ中国人が増えていることを伝えた。

 記事は中国のオンライン旅行予約サイトである携程旅行網などへの取材として、「12月は本来、ロシアへの旅行は閑散期にあたる」ものの、冬の閑散期で旅行価格そのものが安いこととルーブル安が相まって、中国人による団体旅行が急増していると伝えた。

 さらに、一部のオンライン旅行予約サイトでは、12月のロシアへの団体旅行の申込数は11月に比べて113%増になったとしたほか、「ロシアでは団体旅行の申込数が急増しただけでなく、中国人観光客がショッピングをしており、モノを買いあさっている」と伝え、モスクワ市内のブランドショップでは品切れが起きているほどだと伝えた。

 また記事は、ロシア旅行から帰ってきたばかりの中国人女性が「ロシア国内では有名ブランドなど輸入品の値上げが始まっていたが、化粧品は今も“取るに足らない価格”で、中国国内の約半額で購入できた」と嬉しげに語ったと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Tatiana Popova/123RF.COM)