これは欲しいぞ!腕がスマホの画面になる
スマートフォンを操作したいが、鞄やポケットから取り出すのが面倒だ。あるいは、今はソファーでテレビを見ているのだが、スマートフォンはちょっと離れたテーブルに置いてあり、手が届かない…。
そんな風に、より便利なものを求めて止まない人達に朗報だ。いちいちスマートフォンを手に取らなくても操作できるようになるかもしれない。
手首をくるっと捻るだけで、腕の皮膚の上にスマートフォンの画面が投影される。しかもそこで操作できるのだ。
そんなことを可能にするブレスレット「Cicret Bracelet」が開発されようとしている。
自分の腕をスマホの画面にしてしまうブレスレット
今回紹介する「Cicret Bracelet」は、残念ながらまだ世に出ていない。これから開発される製品だ。
しかし掲載した動画をご覧いただければ、その便利さに唸ってしまうかもしれない。ただし、動画はCGによる合成でコンセプトが紹介されているものだ。
「Cicret Bracelet」はスマートフォンとBluetoothなどで接続され、内蔵された小型プロジェクターによってスマートフォンの画面が腕に投映される。
しかも「Cicret Bracelet」に内蔵されたセンサーにより、プロジェクターのオンオフは手首を捻るだけで操作でき、さらに投映された画面を指で操作することもできる。指の動きも8つのセンサーが解析しているからだ。
つまり、腕の皮膚上がスマートフォンのインターフェイスに早変わりするのだ。
そのため、スマートフォンは鞄やポケットに入れたままでも良いし、離れた所に置いたままでも使える。
確かにAppleWatchなどのスマートウォッチがあれば、ある程度はスマートフォンを遠隔操作できそうだが、インターエイスのサイズ上、操作できる機能には限界があるだろう。
しかし腕の上にスマートフォンの画面が再現されればサイズ上も制約は無くなり、ほぼほとんどの操作はできるようになる。
マイクとスピーカーも搭載する予定らしいから、電話での会話までできるだろう。残るのはカメラ撮影くらいか。
また、防水機構になるため、プールやシャワーを浴びているようなシチュエーションであれば使えそうだ。
ただし、どんなに横着な人でも、長袖の袖をめくるくらいの作業は必要になるようだ。
また、カラーバリエーションは10色の予定。
1年半後の完成目指して資金を募っている最中
「Cicret Bracelet」の現在開発元であるフランスのCicret社が公式サイトで開発資金を募っている。
今見たところ、開発に必要としている70万ユーロ(約1億円!)の14%が集まっているようだ。
製品化は1年半以内を見込んでいるという。
完成すれば、再び当サイトで取り上げてみたい。
*画像出典:The Cicret Bracelet: Like a tablet…but on your skin. | YouTube