マクドナルドがタッチしてオリジナルバーガーを注文できるシステムを導入開始
ハワイのハンバーガー・チェーンであるクア・アイナでは、トッピングを自由に選んで巨大なハンバーガーを作り上げることも可能ですが、マクドナルドが新たに、タッチパネルでパティの枚数・野菜・チーズ・ベーコン・ソースなどを自由にカスタマイズしてオリジナルバーガーが作れる注文システムのテスト導入をアメリカの店舗で開始しています。
McDonald's expands custom sandwich option
http://www.usatoday.com/story/money/business/2014/12/07/mcdonalds-fast-food-restaurants-create-your-taste-millennials/19943987/
タッチパネルで好きなハンバーガーを作る様子は以下のムービーが分かりやすいです。
好きなハンバーガーを作れるのは大きくて見やすいタッチパネルから。まずは「店内」か「お持ち帰り」を選択します。
支払い方法は「現金」か「クレジットカード」のどちらか。
「I WANT TO CREATE MY OWN(イチからオリジナルメニュー作り)」と「SHOW ME THE SPECIALTY BUILDS(組み合わせ例から選択)」が選べます。
オリジナルメニュー作成を選択すると、単品かセットを決定します。
ハンバーガー作りのメニューが表示されました。
バンズの選択肢は「ブリオッシュ」「クラスティ」「バンズなし」の3つ。「バンズなし」とは一体……。
100%アンガスビーフ(110g)パティの枚数をチョイス。
とろけるチーズは「スライスチーズ」「スイスチーズ」「COONチーズ」「コルビージャックチーズ」の4種類も選択できます。ムービーではぜいたくに4種類全てを追加。
ベーコン2種類と目玉焼きのトッピングも可能。1つにつきプラス1ドル(約120円)です。
ソースは「ケチャップ」「マスタード」「スペシャル」「マヨネーズ」「BBQ」「ハーブマヨ」「チポレマヨ」「トマトチリジャム」「トマトオニオン」と豊富に用意されており、複数選択もできるようです。
「スライストマト」「ピクルス」「レタス」「スライスオニオン」「グリルドオニオン」「ビートルーツ」「ハラペーニョ」といったフレッシュ野菜もガンガン追加できます。
最後にエキストラトッピングとして「ワカモレ」「グリルドマッシュルーム」「パイナップル」「トルティーヤチップス」を、それぞれプラス50セント(約60円)で追加可能。
ハンバーガーを選び終わったらセットのポテトかサラダどちらかをタッチ。
好きなドリンクを選択。
最後に注文内容を確認して、間違いがなければ「YES」を押せば注文完了。
というわけで完成品はこんな感じ。注文してから7分ほどでできあがるとのこと。価格はトッピングしまくったためか15.95ドル(約1925円)と割高ですが、マクドナルドとは思えないクオリティのハンバーガーとなっています。
USA TODAYによると、このタッチ注文システムは南カリフォルニアの4つのストアでテスト導入されており、店舗によってはタブレット型の小さな端末が置かれています。2015年には5つの州の2000店舗で拡大導入予定とのこと。世界的な業績悪化が報じられているマクドナルドですが、通常のMセットが5ドル(約600円)なのに対して、カスタマイズバーガーのMセットの基本価格は8.29ドル(約1000円)と高めの価格設定。顧客がどう受け取るかが焦点となりそうです。