海外旅行で注目されるベトナムで日本が人気のワケ

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「海外で、どこ行った時が、一番楽しかった?」

ハワイ、イタリア等と並んで最近、増えているのが…「やっぱり、ベトナム!」という答えだ。

癒しの実体験ができる場所

亜熱帯のジャングルで、手漕ぎボートで、癒される。雑踏のマーケットの中、大汗かきながら、ベトナム麺「フォー」を食らう。

公道を占拠する違法屋台で、座り込みながら、他国からの旅行者たちと飲み交わす。

「ここは日本じゃない」

「私はいま、生きている」

そう思える実体験の数々が、身体と心を癒していく。

さらに、ベトナム人は日本人に優しい。その理由について、現地のガイドは一様に、こう言う。「だって、ODAでお世話になっているから」

ASEAN最大のODA実施国

日本からベトナムへのODA (政府開発援助)は2011年、約2,500億円を突破。ハノイでは、国際空港の新ターミナルや、空港と市街地を結ぶ巨大な吊り橋。ホーチミンでは、片側4車線の道路など、ODAによってベトナムの街の近代化が進んでいる。

こうした援助によって、ベトナムでは日本に対して「ありがとう」という感謝の気持ちがある。

それが、旅行者に対しても伝わる。

さらに、日常生活のなかで「日本製品はクオリティが高くて、しかも丈夫」という信頼感がある。

一家で3〜4台所有も

その代表格が、オートバイだ。

ベトナム2大都市、ハノイ、ホーチミンの街中は、バイクバイクバイク。ホンダを筆頭に、ヤマハ、スズキ、カワサキと、日系ブランドが人気だ。

ホンダの場合、世界市場全体での2輪販売台数は1,679万台。そのうち、77%が東南アジア向け。その22%がベトナム向けだ。人気車は110ccの「WAVE」。

所得に対してガソリン価格の高いベトナムでは、庶民の足は、クルマではなく、オートバイ。一家で数台は、当たり前。一人で通勤用に1台、趣味用2台を持つ人もかなりいる。

日本に、そして日本人に対して親近感が強いベトナム

だから、日本から旅行で行っても、楽しい時間が過ごせるのだ。