円安傾向に免税拡大  台湾の旅行業界、訪日客増加に期待

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(台北 23日 中央社)円安傾向や日本の免税制度の改正などを受けて、台湾の旅行業界が、日本ツアーの販売増加に期待を寄せている。

ニューヨーク外国為替市場の円相場は17日、一時1ドル=108円39銭と約6年ぶりの円安ドル高水準になるなど、円安基調が続いている。また、10月1日から訪日外国人向けの免税商品の対象が食料品や化粧品など消耗品にも拡大される。これを受けて台湾ではお得な日本旅行への注目度が高まっている。

大手旅行会社、雄獅集団の裴信祐総経理(社長)は、円安や免税品目の拡大が訪日旅行者の増加に寄与すると語る。日台間を結ぶ航空路線の座席供給数が十分なことも追い風になるとした上で、10月出発分の売り上げは、前年同期比で2割増になるのではと見込んでいる。

(江明晏/編集:齊藤啓介)