救援転向後では自己ワースト

 レッドソックス上原浩治投手が22日(日本時間23日)のマリナーズ戦で大量5失点を喫したことについて、ジョン・ファレル監督は驚きを隠せない様子だった。MLB公式HPが伝えている。

 上原は3点リードの9回に登板。しかし、絶対守護神はまさかの5失点を喫し、3−5の逆転負けとなった。救援転向後では自己ワースト。指揮官は敗因について「この夜に限ってはコウジのスプリットの落ち方が違ったのかもしれない」と分析している。

 記事でも「こんなことが起こるとは誰も思わなかった。なぜなら、コウジ ウエハラはリリーフとしてのキャリアでこんなパフォーマンスを見せたことがなかったからだ」と絶対守護神のまさかの乱調を伝えている。

 一方、攻略困難な守護神を打ち崩したマリナーズ側も興奮気味。上原から2点タイムリーを放ったダスティン・アクリーは「すごいことだよ。彼らのリリーフ相手に勝利を収めることができるなんて……。 これ以上の自信が付くことはない」とコメントしている。

 ここまで獅子奮迅の活躍でチームを支えてきた上原に対し、指揮官も疲労度を考慮。「コウジに関しては、ここ3試合中2日での登板だった。我々は彼がここ2年間、相当多くの登板数をこなしていることを把握している。彼に対する負荷はリーグ終盤でしっかりと調整してきたが、我々としてはこれを続けるつもりだ」と話している。