今季23セーブ目を挙げた現地8月6日カージナルス戦での苦しい戦いを明かした上原浩治投手 [Getty Images]

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 現地時間8月6日のカージナルス戦で今季23セーブ目を挙げたレッドソックス上原浩治投手。1点差で迎えた9回のマウンドに上がった上原は、2本の安打を許すなど、本調子ではない投球ながらギリギリの戦いを制した。しかし、『ギリギリ』だったのは、マウンド上だけではなかったようだ。

 試合後に更新された上原のブログで、「いや〜良かったぁ。正直、今回はどうなるかと思ったわ」「昼メシの食べ過ぎ? アイスクリームを食べたから? 練習後から、ずっとトイレに入ってたような...。」と腹痛に見舞われた当日の状態について明かしている。

 「試合中も、ブルペンのトイレに何回も...^^; 冷や汗もたくさん。投げてる時に出なくてよかったわ」

 「内容は今年一番悪いっていうぐらいのピッチングだったね。でも勝てばいいんです。フォームはバラバラ、スプリットは落ちない、ファストボールは抜ける。何一つ良くなかったけど、運だけが良かったかなと(^-^)/」と語るなど、まさに薄氷を踏む戦いだったようだ。

 それでも、しっかり結果を残すあたりはさすが上原。ブログでも「調子が良くても打たれたり、調子が悪くても抑えたり、野球って面白いなぁ。常日頃の準備とかをしっかりしてるから、いい方向に向いてくれるのかな(#^.^#)」と前向きな姿勢を見せている。

 「まずは、お腹の調子を戻すことを考えて(^-^)」と体調管理に気を配るコメントでブログを締めくくった上原。チームの状態は決して良いとは言えないが、チームの勝利に向けて準備を怠らない。上原が成功を収めている理由は、こんなところにもあるのだろう。