自己最多の22セーブ目を挙げ、ハイタッチならぬ“ヒップタッチ”で勝利を祝うレッドソックス・上原
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レッドソックス 4 - 3 ヤンキース ●

<現地時間8月1日 フェンウェイ・パーク>

 レッドソックス上原浩治投手が現地時間1日、ヤンキース戦の1点リードの9回から4番手として登板。1イニングを無失点に抑え自己最多となる22セーブ目。さらに、メジャー初登板、初先発となったアンソニー・ラナウドの初勝利をアシストし、トレードで揺れたチームに勝利をもたらした。

 上原は4-3の9回から登板。7月まで同僚だった8番ドルーをライトフライ。9番プラードはストレートで空振り三振。最後は好調・ガードナーをセンターフライに打ち取り、簡単に3人で退けた。上原はこれで昨季の21セーブを上回り、自身シーズン最多の22セーブ目を手にした。

 この日のレッドソックス先発は、メジャー初登板となったラナウド。レスター、ラッキーら、今夏のトレードで多くのスターターが抜けた中で、チャンスを掴んだ新星が6回2失点と好投。8回に3番手の田沢が2番ジーターにソロを打たれ1点差に迫れたが、最後は上原が締めリードを守り抜いた。

 上原自身も「今年のトレードは凄い」と、チームを取り巻く状況に戸惑いを見せていたが、グラウンドではキッチリと任務を遂行。世界一を知る男がしっかりと最後を締め、生まれ変わったチームを勝利に導いた。